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ちょっとカンガルーがいるかいないか確かめてくる。
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いろいろお礼

原稿中であまり何も更新できないのですが、なんだか普段よりたくさん
拍手をいただいているのは…アレですか…私、パラレル書いてていいってことですか…?どきどき

あと携帯にもメルフォにもたくさん誕生日のお祝いいただいて…ありがとうございます!
自分の年なんてもうたいしておめでたいアレでもないのですが、
やっぱりおめでとうといわれるとうれしいです!
それにヘタリア的にはフィンランドと一緒だし!!やっほい!


ということで、続きは調子に乗ってまたパラレルです。
構成能力が皆無なのでとびとびに場面が変わってすいません…
SSだと思っていただければ…!

それは、神への言葉。

かつて彼の国の言葉をそう賛美した王がいた。
そのくちびるから紡がれる言葉の一つ一つは、たしかに典雅で、それでいいて艶美であり、
他愛のないことを囁いているだけでも、まるで媚薬のように脳髄を溶かす。

(もし、彼のそのくちびるが)

想像するだけで、それは甘美な毒のように私を蝕む。

(その言葉を)

あるはずがない。
許されるはずもない。

けれど私は何処かで期待していた。
その優しさにつけ込んで、愛を乞えば
彼はきっと

「雨、止まへんなぁ」
「…そうですね」
「泊まっていけば?部屋ならぎょうさんあるし」
「いいんですか」
「もちろん」

一点の曇りもない、朗らかな笑顔。
私の中の疚しい感情など、欠片ほども気付かないのだろう。
それが余計に、苦しくて。
そして

「それなら、今宵一晩お付き合いしてください」
「えぇよー。さっきの続きのカードにする?それともチェス?」

とりあえずもう一本持ってくるわ。
喉、乾いたやろ。

すでに空になった瓶を片付けながら、彼は屈託のない笑顔を向ける。

もう少し
あと少し
けれど、けして焦ってはいけない

神のためのものと賛美された言葉で
神に背く感情へと彼を導く

私はなんと罪深い存在なのだろう。

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